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ホイチョイプロダクションズの東京コンシェルジュ 東京に店が続々誕生中のシチリア料理。スパイスと甘酸っぱい味つけが基本です。
小平一雅 『トンマズィーノ』が閉店してしまったのは2006年の2月。ところが、2ヶ月後の4月には乃木坂に『リストランテ・ダ・ニーノ』、銀座に『リストランテ・シチリアーノ』が相次いでオープン。同年7月には神泉に『クチーナ・シチリアーナ・アルキメーデ』オープンと、堰を切ったような勢いで魅力的なシチリア料理店が増えました。イタリア料理の中でも個性的と言えるシチリア料理。お試しになってみてはいかがでしょうか?

タリアが一国に統一されたのは1861年。明治維新の7年前。それ以前は小さな都市国家の集まりだったため、料理でも、イタリー料理という統一した概念はなく、地方料理の集まりでした。
 そして、イタリア半島の南端、長靴のつま先が蹴ろうとしている位置にあるシチリア島 (人口509万人、面積2万6千km2)は、人口も広さも四国(人口414万人、面積1万9千km2)の3割増し。この島の料理は、すべての食材が自分の島の中で完結している、イタリーの中でもとりわけ地方色の濃い料理。
 イワシ・マグロを筆頭に、魚介がよく使われ、調理はビネガーや砂糖を使ったアグロドルチェと呼ばれる甘酸っぱい味つけが一般的。 また、古くから交易の重要中継地点だったため、アフリカのスパイスやハーブが入っていて、フェンネル (茴香:ウイキョウ)、クローブ (丁子:チョウジ)、ジュニパーベリー (杜松の実:ネズの実)等を多用。また、ピスタチオアーモンド等の種子類もよく使われます。

インも、シチリア島内で穫れる単一品種のブドウ(赤なら、ネロダヴォラレッロマスカレーゼ、白ならインツォリアカリカンテ)で作ったものが主流で、他の地方は最近フランス産のブドウを併用して作るワインが多いので、シチリア・ワインは最も地方色の強いワインと言えます(とりわけ風味が他の地方と際立って違うのは、白の方です)。

のような特徴から、イタリー料理の中でも個性的なシチリア料理。一度召し上がってみてはいかがでしょうか?イタリー料理の裾野の広さと奥深さ、そしてイタリアという地域の多様性を感じられるかもしれません。

(『リストランテ・ダ・ニーノ』
『リストランテ・ダ・ニーノ』(港区南青山1-15-19グランドメゾン乃木坂1F  TEL:3401-9466)は、在日イタリア人の間で評価の高いシチリア生まれのシェフ、レンティーニ・アントニーノが独立して出した自分の店。予約がとれない人気ぶりです。

リストランテ・シチリアーノ
『リストランテ・シチリアーノ』(中央区銀座6-12-12 銀座ステラビル2F  TEL:3572-8623)は、銀座の裏通りのビルの2階の、こぢんまりしたシチリア料理店。店は小さくても、色調も証明もダークで、ロウソクの灯が映える、大人のリストランテの趣。メニューの品数は多くないが、おまかせ(5000円と7000円)で頼めば、自慢の料理が少量ずつ。ところどころ、ビックリするほどおいしい料理があり、値段分の価値は十分。ラストオーダーが午前1時と遅いので、コンサートや芝居の後にぜひどうぞ。

更新日2007年4月29日
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