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ホイチョイプロダクションズの東京コンシェルジュ 最近六本木周辺に増えている入会金+年会費5万〜10万円の会員制クラブ。その狙いは
バブル復活の兆しでしょうか、2006年に入って、六本木周辺に、会員制をうたう高級志向のラウンジやレストランが増えてきています。
小平一雅 バブル期に六本木のディスコで遊び回っていたマハラジャ世代が、40代にさしかかり、再び街で遊ぼうと思ったとき、今どきの街場の店はうるさい20代の若者が多くて落ち着けない、かといって既存の高級会員制クラブは50〜60代のオヤジが牛耳っていて、楽しめない、だったら30〜40代向けの新しい会員制の店を自分で作っちゃえ、というのがこのブームの背景。その代表が、USENの宇野康秀社長(43歳)が麻布十番に06年8月12日にオープンさせた『The Hotel Juban』。今回は今どきの会員制クラブのお話です。

005年10月2日、ウェディング・プラニング会社の(株)モックが、六本木のミッドタウン向かいの路地裏に、地上3階・地下1階、広い中庭を持つ大型ウェディング施設、『ハニーズガーデン東京』をオープンさせました。
 「東京のワイナリー・リゾート」をテーマにしたこの施設は、イタリアの田舎風の中庭のある、コンクリート打ちっ放しのモダンな建物で、1階はフェラガモの孫がプロデュースしたトスカーナ料理店『イル・ボッロ東京』、地下は『カノビアーノ』の植竹隆政による超高級イタリアン『グリリア・ウエタケ』、2階がラウンジとチャペル、3階が一般客も利用できる個室と会員制エリア(六本木ヒルズを望む水を張ったキモチのいいテラスと、和食を供するラウンジがあります)。

の会員制サロンがバブル時のそれと大きく違うのは、会費の安さ。入会金はゼロで、年会費10万円+消費税を払えばそれで終わり(2年目以降は未定)。高い入会金を取って儲けようとしたバブル期の会員制クラブと違い、最近の会員制クラブは、子供を排除することが目的なので、若者が「ちょっと高すぎる」と感じる金額を取るだけで十分なわけです。

う一つ、いかにも今風の会員制クラブと言えるのが、USEN 宇野康秀社長が(正確には、USENの子会社のポイントツーが)麻布十番の旧マハラジャ跡に作った『The Hotel Juban 』。店名にホテルとついている上、店構えもいかにもホテル風なので、ホテルと間違えて入ってくるお客さんが1日1人はいるそうですが、実はここは超高級カラオケボックス。

階が、フロントとバーで、チップを埋めたメンバーズ・カードをかざしてガラス扉のロックを解除して入った奥が、6つの個室から成る高級カラオケボックス。USENの経営だけあって、カラオケに最新システムの、UGAプラスを使用。内装デザインは、日本橋のマンダリン・オリエンタル東京のレストランも手がけた小坂竜。どの部屋も、従来の高級カラオケをはるかに上回る、品のいいお金持ちの応接間風の造り。1階にしっかりした厨房を備えており、フランスで修業したシェフがお箸で食べられるフレンチを供しています。

ちらも入会金は男性は5万円、女性3万円で年会費はゼロ。会員資格は、高い入会金を払える財力より、「会員の紹介」を大事にしており、わずかな入会金を取るのは、騒がしい若者さえ入ってこなければいい、という考え方のよう。

なみに、USENとポイントツーは06年9月15日、六本木のドンキホーテの隣に新しく建ったケントスビルの7〜9階に、愉快な仕掛けをたくさん揃えたカラオケボックス『Shakura 』をオープンさせましたが、その7階にも、裏の専用エレベーターで上がって来られる、セクシーな会員制の個室バー『yabar 』があります

員制と言えば、世界最大規模の会員制クラブを経営しているのが森ビルです。
 森ビルが最初に作った会員制クラブは、1986年オープンの溜池アークヒルズ上の『アークヒルズクラブ』。ここは政府首脳が頻繁に利用しているほどグレードの高いクラブで、会員は政財界の大物のみ。一般の募集はありません。
 そこで2003年に六本木ヒルズができたときも、もう少し開かれたクラブをという趣旨で、森タワー51階に作られたのが『六本木ヒルズクラブ』です。こちらは一般募集があり、入会金100万円。預託金50万円。年会費18万円。かなりのお金持ちでなければ入れない会費ですが、それでも現在の会員数は3200人!IT系企業の若い経営者の会員も多いようです。

配人にお話をうかがったところ、街のレストランにとって最も重要なのは「非日常性」なのに対し、会員制クラブで最も重要なのは「日常性」なんだとか。確かに、たまにしか行かない街のレストランは、お客様を驚かせるような内装やサービスが必要ですが、会員制クラブは同じお客様が週に何度もいらっしゃるため、いつ行っても同じサービスと居心地のよさが得られる安心感が重要。
それでいて、ヘビーユーザーのお客様を飽きさせない、という相反する性格も持たなければならないのが、会員制クラブ運営の難しいところなんだそうで。

うした観点から、六本木ヒルズクラブは、06年9月に、入口入ってすぐのオールデー・ダイニング&バーとイタリアンを改装してリニューアル・オープンしたばかり。すでに最初の『アークヒルズクラブ』のオープンから20年。森ビルは、お客様を飽きさせない会員制クラブ運営のノウハウを掴んでいるようです。

表
ハニーズガーデン東京
『ハニーズガーデン東京』(港区六本木7-12-27 tel03-5770-8800)は、表参道の『アーペレーヌ東京』や八重洲の『カノビアーノ東京』等のウェディング施設を展開している(株)モックが、野尻佳孝に喧嘩を売る形で、テイクアンドギブ・ニーズの『麻布迎賓館』の隣に作ったウェディング施設。06年10月2日にオープン。3階の会員制エリアは06年11月17日のオープン。同じ3階には、ウェディングの控え室用の上品な個室が3室あり、普段はここで、下のレストランから料理を取って食事をすることも可能です。

イル・ボッロ東京
『ハニーズガーデン東京』の1Fのイタリアン『イル・ボッロ東京』は、テラコッタを敷き詰めた中庭で食事を取ることも可能。イタリアの田舎風デザインのフルオープンの個室もあり。ウェイティングバーや食後のラウンジも充実しています。

The Hotel Juban
『The Hotel Juban』(港区麻布十1-3-9 tel5574-7007)は、特に会員募集はしておらず、初期会員からの紹介でどんどん増えてゆくミクシー方式。料理はコースで7千円か1万円。個室料は6人まで使える部屋で22時以降は1時間1万5千円。

Shakura
『Shakura』(港区六本木3-14-10 ケントスビル7〜9階 tel 3401-5711)には愉快な仕掛けの個室がいっぱい。一番人気はこのために開発された『フィーリングカップル5対5』用のテーブルのある個室。芸能人の予約が毎晩入っているとか。

六本木ヒルズクラブ
『六本木ヒルズクラブ』(6406-6001)は、森タワー51階のワンフロアを占める、8つの飲食店から成る大型会員制クラブ。入会には森ビルの審査あり。メインのダイニング&カフェが10月から応接間感覚に改装され、より使い易くなりました。

更新日2006年12月24日
森ビル 免責事項 J-wave