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小平一雅 人類の生活リズムの基本は月の満ち欠け。2006年の秋は、正しいお月見をしてみては如何?
の満ち欠けの周期は29.53日。考えてみれば、女性の生理もこの周期ですし、人間の皮膚の細胞も29日周期で生まれ変わると言います。古代の人々は、この周期を基本にした「陰暦」で生活していました。
 八月十五日の晩に満月を眺める十五夜は、陰暦における重要なイベント。陰暦では7〜9月が秋。つまり八月は秋の真ん中の月なので、別名中秋の名月とも。空気が澄んで、月を見るのに最も適した晩とされてきました(ちなみに2006年の十五夜は、10月6日です)。

月見の風習は元々中国で始まったものですが(月餅はこの日に食べるお菓子だったそうです)、日本では秋の収穫祭と一緒になり、花瓶に秋の七草の一つのススキを飾り、団子、お神酒、この時期に収穫される里芋をお供えして、月を見ながら酒を飲む宴として定着しました。また、この晩は他人の畑の芋を持っていってもいいという風習のある地方も多かったそうです。
 昔から十五夜に月見をすると、十三夜(陰暦9月13日。2006年は11月3日)にもお月見をしないと、片見月と言って縁起が悪いとされてきました。つまり(2006年だと)、10月6日にお月見デートをすれば、翌月の3日のデートは約束されたも同然というわけです。
 満月の夜は、海の水さえ満ち引きが大きくなるのですから、身体の70%以上が水の人間が影響を受けないはずはありません。恋でもきっと何かが起こるはず。
 近年東京では、建物の屋上に客席を設ける店が増えており(下図)、たとえば六本木の小の半は屋上に座敷席があります。2006年はこういう店で彼氏とお月見の宴を持たれてはいかがでしょうか。

屋上に席のある店


小の半
『小の半』(港区六本木7-17-2 tel 03-3423-5288)は、六本木西公園の前の築35年の日本家屋をかの佐藤一郎が改造し、2001年12月にオープンした一軒家和食店。1Fはカウンターと個室の座敷席。2Fはテーブル席。屋上の3Fは、周囲を竹で囲み、スノコの上に座布団を敷いた、照明は行灯と月明かりのみという月見台。料理はおまかせで酒まで飲んで、料金は1人8000円弱。食事の最後には、奥戸隠の霧下そばも。サービスも行き届いており、流行の「なんちゃって和食」とは明らかに一線を画す、マトモな店。

ホテル・クラスカ
『ホテル・クラスカ』(目黒区中央町1-3-18 tel 03-3719-8121)は、一般客室すべてタイプの違う9室。一泊5万2520円(サービス料だの何のかんので5万7750円)の401号室に泊まってみました。ここは、客室46m2に対し、テラスが56m2と部屋よりも広い間取り。お月見にうってつけです。

更新日2006年8月20日
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