トップ 今週のエンターテインメント 来週のエンターテインメント 東京コンシェルジュブログ フラウ東京コンシェルジュ
ホイチョイプロダクションズの東京コンシェルジュ

小平一雅 江戸のお大尽遊びを平成に伝える屋形船。風流で選べば小松屋、サービスで選べば船清
006年時点で、東京には、屋形船を出す船宿が全部で61軒あります。集中しているのは、柳橋・品川・江戸川・浜松町・月島。船が錨を下ろす最終目的地は、柳橋・品川の船はお台場フジテレビ前の入り江。江戸川の船はディズニーランド沖
 61軒には共通の特徴があり、航海時間は2時間半、料金は1人1万円、船上で出す料理は、どこも天ぷら−−屋形船業者のほとんどは、釣り船専門の船宿からの転業組。釣り船の船頭さんは一度釣り場で錨を下ろしたらやることがないので、船上で油を熱し、客が釣ったハゼを天ぷらにして食べさせていました。天ぷらはその頃の名残というわけです 。

和初期まで、隅田川の川筋には船着き場を待つ料亭がひしめき、夏の盛りには、芸者サンを船に乗せて川に繰り出し、船上でお座敷芸を愉しむという風流な夕涼みが、お金持ちの間でごく一般的に行われていました。
 釣り船から転業組の代表が品川の『船清』(右上図)だとすれば、江戸時代のお大尽遊びを今に伝える代表が、隅田川に注ぐ神田川河口、柳橋の『小松屋』(右下図)を始とする8軒。船やトイレのきれいさを求めるなら前者、江戸の粋を求めるなら後者がお薦めです。

田川花火大会の当日は、流れの速い隅田川が渋滞状態になるほど。この日に川を航行できるのは、都に数万円の立ち入り料を払い、通行パス代わりの旗を掲げた船だけ。その分、花火大会当日に隅田川に錨を下ろせる船は、料金がはね上がります。
 花火大会当日の予約が確定するのは5月中 。2006年の花火大会はもう間に合いませんが、2007年は仲間を募って、船上からの花火見物を試されてはいかがでしょうか?



船清
『船清』(品川区北品川1-16-8 tel 03-5479-2731)は、個人向け乗り合い営業を始めた店。昔の屋形船はトイレがなく、芸者サンは苦労していたそうですが、今はばっちり。図は掘り炬燵式の船内です。

小松屋
神田川と隅田川との合流点に架かる柳橋のたもとで1927年から営業をつづける屋形船の『小松屋』(中央区東日本橋2-27-22 tel 03-3851-2780)は、1960年代には、隅田川の汚染により、屋形船をやめていましたが、3代目が、隅田川でボラが跳ねるのを見て、川が戻りつつあることを実感し、1977年に屋形船を再開。つづいて、この界隈に8軒の屋形船が復活しました。受け付けは15名からの団体のみ、料金は1人¥10500。江戸情緒の名残を感じさせる本物感を体験したい貴女は、ぜひ神田川にお運びください。

更新日2006年7月23日
森ビル 免責事項 J-wave