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ホイチョイプロダクションズの東京コンシェルジュ 1997年以来、再びブームの兆しの梅酒キーワードは『健康』と『多様化』です。
 恵比寿駅周辺に急速に増えているのが、ハワイ関係の雑貨店や料理店。
きっかけは、広尾にあった老舗のフラダンス教室『カフラオ・ハワイ』が、1999年に恵比寿駅近くに移転してきたこと。
さらに、ガーデンプレイス近くのマンションの一室で営業していたフラダンス・グッズの専門店『マウナロア』が、01年に恵比寿一丁目に路面店を出してから、後を追うように、一丁目の周辺に雑貨店や料理店が続々誕生。
小平一雅 ハワイのごった煮的混血文化が、雑ぱくな恵比寿の街の空気に似合うためか、最近は恵比寿の街全体がリトル・ハワイの様相を呈しています。
 貴女も、夏休み前に恵比寿にお出かけになり、異文化に寛容で、自然を畏れ敬う、ハワイの心を予習されてはいかがでしょう。

ずは、ハワイのトリビアから。ハワイは元々、文字を持たないポリネシア文化圏の島。その言葉をあえてアルファベットで表現するなら、AEIOUの母音の他は、HKLMNPWの7子音だけ。日本語でも頻繁に使われるBDGSTYZ等がありません。ハワイの人はよく冗談で、KとNとLに母音をつけた音(カ行・ナ行・ラ行の音)を適当につなけば、大筋ハワイ語に聞こえると言います。お試しください。
 また、ハワイ語は音が少ないので単語(ボキャブラリー)も少なく、アロハ一語で「初めまして」から「愛してる」までを意味をし、マハロ一語でも「ありがとう」から「さよなら」までをカバーします(「初めまして」と「愛してる」が同じ言葉なんてステキですよね)。

て、そんなハワイの島に、英国人探検家ジェームズ・クックが白人として初めて降り立ったのは1778年。そのクックと接触し、西欧式の武器を手に入れたハワイ島の王・カメハメハ1世(1758年〜1819年)は、戦(いくさ)で勝利を重ね、1810年にハワイ8島を統一。後継の国王もカメハメハの進歩的政策を継承し、中国・日本・ポルトガル等からの移民を積極的に受け入れ、以後88年間にわたり、ハワイ王国は独立と平和を保ち続けます。
 が、キリスト教布教のためにハワイにやってきたアメリカ人たちが、砂糖のプランテーションで力を持ち、1893年には軍事クーデターを起こしてハワイ王朝を打倒。1898年、ハワイはアメリカに併合されてしまいます。

んな歴史を持つ土地だけに、ハワイの文化の最大の特徴は、どんな国の文化も抵抗なく受け入れてしまうアロハな精神。例えば、ご存じアロハシャツは、日本からの移民が持ち込んだ絹の和服の肌着がルーツですし(日本からの移民は1868年に始まり、アメリカ政府が移民を全面禁止する1924年までに12万6000人を数え、ピーク時にはハワイの全人口の40%を占めたそうです)、ウクレレは、ポルトガル人が持ち込んだ弦楽器、ブラギーニャがルーツ。そしてB級食の代表スパムむすびは、アメリカ陸軍の携行食である豚肉加工品スパムと、日本の米・海苔が合体したもの。

れと、ハワイの文化のもう一つの特徴は、自然との共存。なにしろ小学生が裸足で登校し、一日に2回も3回も虹を見る土地柄。風(マカニ)と波(カイ)と花の香りで育つハワイの子供たちは、自然を畏れ敬うキモチを肌で教わります。そうしたハワイの環境意識の高さを最も端的に表しているのが、音楽の歌詞や手話のような手の動き(ハンド・モーション)の中に豊かな自然が表現されているフラダンスでしょう。フラダンスは、現代楽器の演奏をバックに踊るアウアナと、神社の神主サンがあげる祝詞(のりと)のような歌と打楽器(イブヘナ)のリズムだけで踊る古典的なカヒコに大別され、カヒコのほうは、文字の代わりに歴史や文化を伝える役割を持っていたそうです。

ラダンス(アウアナ)は、動きがゆったりしている点や、色鮮やかなドレスを身につけて踊るので女性らしさを取り戻せる点などから、これまで主として年配層に愛好されてきました。が、実際、本気でやるとかなりキッツイ運動。最近はそうした運動量の多さや、裸足で踊ることによる癒し効果などから、若いOLにも注目され、フラ教室は若い生徒が急増。
 また、フラのイベントは、海岸でサーフィンのイベントと一緒に行われるケースが多いため(そう言えばサーフィンもハワイが生んだ文化でしたね)、最近はサーファー層にフラ愛好者が増えており、Fine系色黒娘があばあさまと一緒にフラを習っている姿はなんだか微笑ましい感じ。
 フラを真剣にやっていると、やがて先生をクムフラ、教室をハーラウと自然にハワイ語で呼ぶようになり、自然を見て本気で感動できるようになるのだとか。

して、こうしたフラダンスを中心としたハワイ文化が、定着しつつあるのが恵比寿の街。フラ教室だけではなく、フラ用ドレスをオーダーメイドで作れる店、生花でレイを作れる花店、ハワイ・テイストの洋服店、ロミロミ・マッサージなど、周辺文化の店も続々誕生しています。

ラをやっている女性の頭の中は一年中夏なので、恵比寿のこれらの店も、季節に関係なく客が訪れています。あなたも、高価なブランドを捨て、ハワイアン・テイストの服を着て恵比寿のリトル・ハワイをぶらつかれてはいかがでしょう。

地図
マウナロア
『マウナロア』(渋谷区恵比寿1-15-6 tel 03-5421-0043)は、恵比寿リトル・ハワイの中心となる店。1階はハワイアン・テイストの雑貨店、2階がフラダンス用のムームードレスや練習用のパウスカートを売る専門店。ドレスは、生地を自分で選んで3万5000円〜でオーダーメイドも可能。フラをしない方でも、同じ生地を使ってキャミソール・ドレス等を作ることができます。同店はハワイアン・スタイルのウエディングもプランニングしており、これもハワイ好きには超お勧めです。

TSUNAMI
『TSUNAMI Royal Palace』(渋谷区恵比寿南1-3-5 tel 03-5768-1073)は、01年に恵比寿に進出した『TSUNAMI』の2号店。看板メニューのカレーの他、ポキ(醤油づけマグロ)、ロコモコ(ハンバーグ&目玉焼きのせライス)、スパム料理など、ハワイアン・メニューが豊富です。

パンドール
『パンドール』(渋谷区恵比寿1-24-14 tel 03-5798-2590)は、ムームードレスやフラ練習用パウスカートの、よりコアな専門店。フラの競技会では衣装も採点に入るため、チームで発表会用のドレスを作るヒトたちも多いそうです。

PIKAKE
『PIKAKE』(渋谷区恵比寿1-22-23 tel 03-3446-7361)は、昔は水道工事の資材倉庫だった天井の高い物件を利用した、大人向けのハワイアン・テイストの洋服店。ちなみにピカケとはハワイ語でジャスミンの花の意味。

フラレア
『フラレア』(ネコ・パブリッシング季刊誌)は、2000年7月に創刊された、フラを中心にハワイの文化を語った、世界で唯一のフラダンス専門雑誌。恵比寿のどこのハワイ系ショップにも置いてあります。

更新日2006年6月25日
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