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 ここ数年、ビルボード・チャートでは、マーク・アンソニーとかリッキー・マーチンとかいったラテン男が幅をきかせており、映画でもCDでも『ブエナビスタ・ソシアルクラブ』がヒット。音楽界はラテン・ブームがつづいています。

小平一雅  そんなラテン・ブームの余波か、全地球規模で流行しているが、キューバ生まれNY育ちのダンス音楽サルサ。NY、LA、ロンドンには、今や100軒以上のサルサ・クラブがあり、ホノルルでも、お隣りの韓国でもブーム真っ盛りと言います。
 東京でもサルサは、専門のクラブだけでなく、トゥーフェイスや、タトゥー東京等の大箱のイベントとして、人気を呼んでいます。
 今回は、そんな東京サルサの最新事情をお送りしましょう。
ルサは、1960年代末に、NYのラテン・コミュニティで生まれた、キューバの民族音楽ソンをベースにしたダンス・ミュージック。基本はクラーベと呼ばれるクイック、クイック、スローのリズムで、クラーベに乗って踊れば何でもサルサ。但し、同じキューバ音楽にもクラーベの濃い薄いがあり、たとえば2000年に流行った『ブエナビスタ・ソシアルクラブ』は、クラーベが薄いので、厳密にはサルサとは言いません。ただ、『ブエナビスタ・ソシアルクラブ』が世界中のキューバ音楽ブームに火をつけたのは事実。日本は、キューバと国交がある珍しい国ですから、キューバの音楽家の来日も多く、サルサを愉しむには絶好の環境と言えます。
 しかもサルサは、1曲ごとにパートナーを変え、その曲がかかっている間は、周囲に二人がまるで恋に落ちているかのように見せかけて踊る、一種の恋愛ゲーム。別名、誰が呼んだか「恋を生む魔法のダンス」。恋をお求めの女性にはうってつけの遊びです。

>本にサルサ専門のクラブが上陸したのは90年代初め。一時は東京中にボコボコできましたが、六本木以外では商売にならず、今は、六本木に7軒が集中。どの店も、ウィークデーはショット営業で、1杯800〜1200円で踊り放題。週末だけ、ワンドリンク1500円のクラブ営業になります。そして、ウィークデーの21時までは、ほとんどの店がワンドリンク付き2500円のレッスン・タイムを設けています。

性の場合、このレッスンに週1で3ケ月も通えば一人前のダンサー。が、サルサのように男女が組んで踊るダンスは、男が女をリードできなければ格好がつかず、男は女の倍は通わないと一人前にはなれません。日本の男がそれほど熱心にレッスンに通うはずもなく、東京サルサ界最大の問題点は、慢性的男性不足。
 が、心配ご無用。店にはバリバリに踊れるラテン系の外人客が必ず何人か来ており、彼らは日本女性には相手構わず「カレシイルカ?」と声をかけ、仮に「いる」と答えても、即座に「ココニイルカ?」と訊き返すほど押しの強い連中。すぐに相手になってくれることは間違いありません。

ルサ・クラブでは、サルサの他に、ドミニカのメレンゲ、コロンビアのクンビア、ブラジルのランバダもかかります。中でもサルサは、「サルサ1畳、メレンゲ半畳」と言われるほど、踊るのにスペースが必要なダンス。従って、店が混んでくると、メレンゲばかりかかったりします。六本木で一番人気のあるサルサ・スダーダなどは、あまりにも混み過ぎて、最近では陰でメレンゲ・スダーダと呼ばれるほど。

近、こうしたサルサ専門のクラブに代わって、ファンの間で人気を呼んでいるのが、普通のクラブや貸しスペースで開かれる、サルサ・イベントです。中でも、千人近い参加者を集めているのが、サルサ専門ホームページ (www.salsa.co.jp)を作っているイベント会社、サルサホットラインが、毎月最終土曜日に青山のレンタル・スペースで開催しているサルサホットナイト、通称サルホ。最近では、参加者が増え過ぎたため、レッスン付きの初心者向けと、ひたすら踊り続ける中上級者向けの二部制にしているのだとか。
また、このサルサホットラインのDJのPAPAQは、竹芝のご存知トゥーフェイスで開かれるイベント、サルサ・サンデーでも回しています。

う一つ、東京のサルサ界で重要な存在なのが、国内唯一のサルサ専門フリーペーパー、SALSA120%。ここが六本木のオアシスで開催するサルサヴァイブスは、よりオシャレ感覚を重視したイベント。
また、オシャレ感覚重視という意味では、青山スパイラルビル地下のCAYで開催される、ラテンハーレムも見逃せません(こちらは、六本木イエローでおなじみのDJユニットUFOのラファエルが参加)
この夏、恋をお求めの向きは、こうしたサルサイベントに足を運ばれてはいかがでしょうか?


店名 場所 電話/創業 備考
ボデギータ

3-14-7 アロービル2F 3796・0232 1982年 クラブというよりレストラン
サルサ・スガーダ 7-13-8 5474・8806 1993年 一番混んでいて客層も良い
サルサカリベ 5-3-4 レーヌ六本木 3746・0244 1995年 ラティーナ多し
ファンチート 3-14-13 UF1ビルB1 3401・8321 1998年 ビルの地下の狭い店
エルカフェラティーノ 3-15-24 WIN六本木1F 3402・8989 1999年 図参照
ヴァージンカフェ 3-13-6 ミゾフチビルB1 3408・2239 2000年 空いているスダーダという感じ
トロピカーナ 3-15-25 5414・2791 2000年 月水金はタンゴの店。クラブというよりダンスホール
クラブM/ソンデアズーカル 歌舞伎町 2-22-8 竹ノ内ビル2F 3200・9966 1994年 土曜以外はサルサでないイベントに箱貸しすることもあるのでご注意。


イベント名 日時 会場 主催元/問い合わせ先
単発 ラテンハーレム 02’7/27(土)22:00〜 表参道CAY ラテンハーレム:3498・5790
月1回 サルサ・サンデー 不定期・17:00〜 竹芝 TWO FACE 同店:3436・6330
サルサ・デル・アミーゴ 最終土曜0:00〜 原宿タコス・デル・アミーゴ 同店:3405・9996
サルサホットナイト 最終土曜17:00〜23:00 南青山モーダポリティカ サルサホットラインジャパン:5411・4818
毎週 サルサディナーナイト 毎週水曜19:00〜21:00 大井町コスタ・ラティーナ 同店:5718・5551
サルサナイト ※不定期 五反田Wunderbar 同店:3448・1878
東京のサルサクラブの中でも最大規模の六本木『エル・カフェ・ラティーノ』(・3402-8989)は、ロアビル向かい、ガスパニックの前の角を右に入った奥のビルの1FとB1。レッスンは毎日。サルサのダンス・スタイルには大まかに言って、最も社交ダンスに近いNYスタイルと、激しく情熱的なキューバ・スタイル、広いスペースでダイナミックに踊るLAスタイルの3つの型がありますが、初心者はまずはステップが一番基本的なNYスタイルからどうぞ。

骨董通りの高樹町交差点近くのファッション・ショウ用スペース『モーダポリティカ』で月1開催されているイベント『サルサホットナイト』は、マニアの間にサルホ・デビューという言葉もあるほど、よく知られたイベント。

『サルサ・レッスン』( 東京サルサ界のカリスマ,OL ryoko(本当のOLだそうです)が教えるレッスンDVD。

『ダンス・ウィズ・ミー』(98年)ヴァネッサ・ウィリアムス主演のダンス映画。

『サルサ!』(99年)フランスの超1級スタッフが作ったラテン映画

更新日2002年5月19日
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