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ホイチョイプロダクションズの東京コンシェルジュ
私どもコンシェルジュの仕事の中で、最も難しいと言われるのが、大相撲のチケットの確保。  たとえばプロ野球ですと、東京周辺で年間約1500万席分のチケットが売られていますが、相撲は約50万席。しかもその7割までは大手の企業が通年で押えてしまっているため、一般に出回る席数は野球の100分の1以下です。

小平一雅  が、幸か不幸か、相撲人気はここ数年陰り気味。平成1年11月から平成9年5月まで、連続666日満員御礼をつづけていた本場所も、平成14年1月場所の満員御礼は、15日中5日間だけ。平日に満員になることはまずなくなりました。チケットを手にいれるには絶好のチャンスと言えるかもしれません。
 今回は、東京に残された最後の大人の遊び、大相撲観戦をとりあげてみました。
んたって相撲は、世界中の誰もが知ってる日本の代表文化。東京にお住まいの貴方なら、一度は生で見ておくべきでしょう。それもできたら江戸古来のマス席で…。でも、マス席で相撲を見るのって大ごとなんですよね。
 江戸の昔から相撲見物を仕切っていたのは、相撲茶屋と呼ばれるお店。このお茶屋サン、明治42年に両国に国技館が建設された際、老舗の20軒が館内に店を構えることを認められ、途中、国技館サービスという株式会社組織になったりしたものの、今も四ツ万とか藤しまとかいった昔の屋号のままに営業をつづける、思いっきりトラディショナルなお店です。

国技館の座席数は、約1万1千席。このうち1階の6千席は飲食自由のマス席。2階の5千席がすべて椅子席━━2階の椅子席は会場窓口でも買えますが、1階のマス席のチケットの90%はお茶屋サンの持ち分。そしてお茶屋サンは、祇園のお茶屋サン同様、一見サンお断りの世界。空席が出た日にこっそりチケットを売って貰えるような顔なじみになるまで、最低10年はかかると言います。従って、一般人がここからマス席のチケットを買うのはまず不可能。

茶屋サンは、今ほど相撲の人気が一般的ではなかった江戸・明治の昔から、企業や金持ち相手に券を売り、何とか席を埋めつづけてきました。その後、人気力士が出て相撲人気が沸騰しても、茶屋はミーハーな一般客を相手にするのを避け、昔からの義理を守って、頑なに企業相手の1年単位売りだけに徹してきました。つまり、国技館の1階の6000席の90%は、企業の年間指定席なのです。
 マス席の正規料金は、土俵に近いA桝で、1人11300円(4人単位でしか売っていません)。これに弁当・焼き鳥・アンミツ等の食事と、湯飲み・手ぬぐいだののおみやげがムリヤリついて、一人3万! 3万円はその場で払うのではなく、料亭みたいに後日請求書送付。何とも前近代的なシステムですが、このシステムのおかげで、お茶屋サンは安定収入を得るとともに、若者公害の汚染を免れてつづけてきたわけです。

、お茶屋サンのルートは諦めるとして、では他にマス席で相撲を見る方法はないものでしょうか? たとえば、1999年から、コンビニのローソンが相撲のチケットを扱い始めて話題になりましたが、ローソンで扱っているのは、椅子席か、地方巡業のみ。
 私たちコンシェルジュが一番頼りにしているのは、金券ショップです。バブル期には一人30万円していたマス席のチケットも、今では3万円前後まで落ちて来ました。 正規のルートで買うなら、チケぴです。現在、プレイガイド系でマス席を扱っているのはチケぴだけ。その割り当ては1日5マス。必死に電話をかけまくれば、何とかなるかもしれません(かなりタイヘンですけどね)。
 カード会社を利用するテもあります。JCBのゴールドカード会員になると、同社が毎日10席確保しているマス席を抽選で申し込むことができます。カード系ではこのほか、VISAも同様のサービスをやっています。
 意外な裏技が、はとバス。これは浅草のすき焼の老舗『米久』での食事とセットになったコースが、1日4マス16人分用意されており、早い者勝ちです。

しも貴方がこれらのルートで、マス席のチケットを手に入れたとしたら、貴方は、国技館の館内に入り、玄関横の通路沿いにずらりと並んだお茶屋さんの中から、チケット裏に指定された番号(1〜20号)の店を探し、出方と呼ばれる係員にチケットを渡してください。この出方サンが、席を案内したり、飲食物やおみやげを運んだり、何かと面倒を見てくれるわけです(このとき、出方サンに3千円程度のご祝儀を渡すと通っぽいかも)。

ころで、大相撲の本場所は、1月・5月・9月が東京、3月が大阪、7月が名古屋、11月が九州と、年6回行われていますが、その合間に、相撲協会が相撲人気普及のために主催する地方巡業というのがあります。4月は中部・関東。8月は東北・北海道、10月は北陸・中国、12月は九州をで行われるのが慣わしです。
 地方巡業は、本場所よりもチケットがとり易い上、本場所では見られないしょっきり(相撲の技をネタに笑わせる一種のパロディ・ショウ)、相撲甚句(力士が歌う江戸古来の唄)、綱締め、髷結い等の実演などもついた一連のショウになっており、素人の方にはこちらの方がとっつきやすいかもしれません。東京近郊では、毎年4月に、横須賀・藤沢で開催されています。YAHOOの相撲情報で御確認の上、お運びください。

らに、純粋にお相撲さんを近くで見たいという貴方なら、相撲部屋の朝稽古に足を運ばれてはいかがでしょう。部屋にもよりますが、多くの部屋が奥座敷まで上がって見物させてくれます。但し、この場合は、好意に甘えて見せて貰うのですから、あくまで礼儀を忘れずに。

土俵の回りの300席は砂かぶりと呼ばれる、飲食禁止の関係者席。その回りがいわゆるマス席。2階の椅子席のうち、前方のA席はテーブル付きでマス席と同様おみやげや食事がつき、値段も3万近くします。

国技館の正面玄関横の紫の垂れ幕をくぐった先の廊下には、1号から20号まで、高砂家とか紀乃国屋とかいった昔ながらの屋号のお茶屋サンが並んでいます。

マス席は全部で1512桝。計6千人が座れます。一つのマスの大きさは、幅130センチ、奥行き125センチ。大人4人で飲食するには相当狭い感じです。



朝稽古は誰でも見学可能。若手の稽古は朝5時から、関取は8時頃から。11時頃までやっています。本場所中は調整程度なので、場所前に行くのが通。

更新日2002年4月21日
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